日本キリスト教団常陸大宮伝道所

 

ダビデとアビシャイは夜になって兵士に近寄った。サウルは幕営の中に横になって眠り込んでおり、彼の槍はその枕もとの地面に突き刺してあった。アブネルも兵士もその周りで眠っていた。「神は、今日、敵をあなたの手に渡されました。さあ、わたしに槍の一突きで彼を刺し殺させてください。一度でしとめます。」ダビデはアビシャイに言った。「殺してはならない。主が油注がれた方に手をかければ、罰を受けずには済まない。」更に言った。「主は生きておられる。主がサウルを打たれるだろう。時が来て死ぬか、戦に出て殺されるかだ。主が油注がれた方に、わたしが手をかけることを主は決してお許しにならない。今は、枕もとの槍と水差しと取って立ち去ろう。」

 

            (サムエル記上26:7-11)

 

 エン・ゲディの荒野でダビデの真実に触れたサウルであった(24章)けれども、またしてもダビデ討伐に向かっています。一方、サウルが追ってきたことを知ったダビデは、サウルの陣が敷かれた所を突き止め、アビシャイを連れて幕営に忍び込みます。サウルを護衛しなければならない兵士たちは全員眠り込んでいました。「主から送られた深い眠り」(12節)とありますように、神様がそこには介入しておられました。

 アビシャイはサウルを殺す絶好のチャンスと進言しますが、ダビデは主に油注がれたサウルに手を下すことを断固として反対します。生きておられる主が必ずサウルを打たれると確信していたダビデは、自分の手でサウルに仕返しすることはしないで、神様の御手にすべてをゆだねたのです。サウルに何もしなかった証拠として「枕もとの槍と水差し」を取ってその場を立ち去りました。

 その後、サウルの軍の長であるアブネルに呼びかけ、主に油注がれた主君を護衛せずに眠っていたことを激しく非難します。「枕もとの槍と水差しがどこにあるか見てみよ。」と。ダビデの声に気づいたサウルが出てきたところで、ダビデは必死に自分の無実と王の不当な行為を訴えます。

 サウルは以前と同じように自分の非を認め「この日わたしの命を尊んでくれたお前に、わたしは二度と危害を加えようとはしない。」と言います。しかし、このサウルのことばには「主」が登場しません。

 それと対照的に、ダビデの口には主への信頼の言葉があふれ出ています。「主は、おのおのに、その正しい行いと忠実さに従って報いてくださいます。今日、主はわたしの手にあなたを渡されましたが、主が油注がれた方に手をかけることをわたしは望みませんでした。今日、わたしがあなたの命を大切にしたように、主もわたしの命を大切にされ、あらゆる苦難からわたしを救ってくださいますように。」主への信仰を言い表しています。

 「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。」(ローマ12:21)キリストの御声に聞き従おうとする私たち。キリストは私たちの復讐心を断ち切り、愛と希望に満ちた力強い生き方へと変えてくださるお方です。「ダビデのように神様にゆだねる者にしてください。」と祈りましょう。

 

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