日本キリスト教団常陸大宮伝道所

 

 アピガイルはダピデをみると、急いでろばを降り、ダビデの前の地にひれ伏し礼をした 。 「 • • • 主 は生きておられ 、あなた御自身も生きておられます。あなたを引き止め、流血の災いに手を下すことからあなたを守ってくださったのは主です。あなたに対して災難を望む者、あなたの敵はナバルのようになりましょう。ここにある物は、はしためが持参した贈り物でございます。お足もとに仕える従者にお取らせくださいますように。どうかはしための失礼をお許しください。主は必ずあなたのために確固とした家を興してくださいます。あなたは主の戦いをたたかわれる方で、生涯、悪いことがあなたを襲うことはございませんから。」

 ダピデはアビガイルに答えた。「イスラエルの神、主はたたえられよ。 主は、今日、あなたをわたしに遣わされた。あなたの判断はたたえられ、 あなたもたたえられよ。わたしが流血の罪を犯し、自分の手で復讐することを止めてくれた。イスラエルの神、主は生きておられる。主は、わたしを引き止め、あなたを災いから守られた。」

(サムエル記上25:23-28、32-34)

 

 ダビデは逃亡生活を送っている中で、有力者ナバルの厚意を受けようとしましたが、彼はダビデの祝福を拒み、ののしり、食糧を差し出すことをしませんでした。けれども、主人を支える賢い従者がいるもので、その一部始終を妻アビガイルに報告したところ、事の重大さを認識した彼女はさっそく行動します。ナバルには何も言わず、大量の食糧を積んだロバと従者と共にダピデを追いました。そして、ナバルに対して怒りをたぎらせているダビデに出会い、さっそくひれ伏してナバルの悪行が悪い結果を引き起こさないように 、懇願致しま す 。ナバル (愚か者という意味)のことは気になさらないように、またダビデは必ず王位に就き、復讐の戦いでなく 主の戦いを戦う大切な存在なのだから、無用の流血や報復という、後で心のとがめとなるような行動に出ないように理を尽くして願い求めました。

 彼女の言葉を聞いて、ダビデもはっと我に返ったようです。そして彼女を通して、流血と復讐を止めさせた主の御手を覚え、主を賛美します。彼女の洞察ととりなしがなければ、ナバルー族は明け方までに全滅していたことでしょうから、彼女の行動と言葉には重大な効果があったわけです。

 彼女が帰宅後、報告を聞いたナバルは非常なショックを受け、心臓発作でも起こしたのでしょうか、意識をなくし十日後に死亡しました。こうしてダビデは、主のあわれみにより、自分で復讐することなく、主の怒りが ナバルに臨んだことを知ったのです。

 そして未亡人になったアビガイルに求婚し、妻にします。人間的には、ハッピーエンド。ダビデの逃亡生活における大きな慰めとなり、経済的助けとなったことでしょう。しかし、この結婚を神様が喜ばれたかどうかは疑わしい。主に油注がれた王としては、避けなければならない道であったのでは?と思われます。私たちは意外にご都合主義のところがあります。たえず「主の御心は何でしようか?」を尋ね求めて生きたいものです。

 

▶連絡先

常陸大宮チャペル


〒319-2256 茨城県常陸大宮市田子内町3199-5 Tel&Fax:0295-52-3714

牧師:二宮 めぐみ


▶ブログ

常陸大宮の風

https://hitachiomiyawind.blogspot.com/



日本キリスト教団勝田教会
(パートナー教会)


〒312-0052
茨城県ひたちなか市東石川3丁目5番1号
Tel:029-274-0181 Fax:029-274-0169
ショートメッセージ:029-274-4919

牧師:鈴木 光
牧師:綿引久美子