日本キリスト教団常陸大宮伝道所

 

 

 彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。


(マタイ福音書2: 9-12 )

 

 古代において、ユダヤ教や他の宗教には、星が偉大な人物の誕生を告げ知らせるという考えがありました。博士たちは占星学に通じていたので、特別な星の出現が「ユダヤ人の王の誕生」を知らせるものだと確信し、遠路はるばるユダヤの地に足を踏み入れました。
 しかし、博士たちの来訪の目的を聞いて、ヘロデ王は不安を抱いたのです。自分たちの特権を侵害する者が現れたのかもしれない、と。このように「救い主の誕生」のニュースは、羊飼いのような底辺層の人々には「喜びの知らせ」とはなりましたが、当時の支配者層にはたいそう危険極まりない情報になったかと思われます。ヘロデ王は本心を隠しながら、「見つかったら知らせてくれ。私も行って拝もう」と言います。博士たちはベツレヘムへと送り出され、救い主に出会うことが出来ました。そして幼子を拝み、贈り物をささげます。ところが夢で「ヘロデのところへ帰るな」と告げられ、別の道を通って帰って行きました。
 ここでも大切なことは「夢」で告げられます。そして、それをしっかりと守って博士たちはべツレヘムを後にします。またヨセフ一家もエジプトへ避難します。この後、ヘロデ王によってべツレヘム周辺の2歳以下の男の子は皆殺しになります。人間の心に芽生える罪の思いによって、吉報が凶事となってしまうのです。人間のかかえる罪深さ!
 博士たちが携えてきた贈り物に心を留めましよう。黄金、乳香、没薬が献げられました。黄金は王のしるしイエス様こそ、黄金を受けるにふさわしい王でありました。乳香は神殿での礼拝に用いられたもの。祭司が祈りをささげる時に使われたそうです。祭司は人間と神様との間に橋をかけ、人と神様とを結びつける働きをしました。「わたしは道である」とイエス様はおっしゃって、私たちを神様のもとへと導く道となられました。
 没薬は人間の死に際して使われたので、幼子への贈り物としては不吉な感じが致します。しかし、イエス様はご自分が十字架で処刑されるために、この世にお生まれになられました。その意味で、死に関係する没薬は、イエス様の誕生が何のためであったかを教える大切な贈り物でした。イエス様こそ、黄金・乳香・没薬を受けるにふさわしい、真の王・完全な祭司・救い主でありました。
 博士たちは世界の王であるイエス様にふさわしい宝物をささげて礼拝しました。私たちは何をささげてイエス様を礼拝したらよいでしようか?
私たちの信じる心を、イエス様におささげしていきましよう。アーメン。

 

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