日本キリスト教団常陸大宮伝道所

イエスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、「主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください」と言った。そこで、イエスは言われた。「祈るときには、こう言いなさい。『父よ、御名が崇められますように。御国が来ますように。わたしたちに必要な糧を毎日与えてください。わたしたちの罪を赦してください。わたしたちも自分に負い目のある人を皆赦しますから。わたしたちを誘惑に遭わせないでください。』」

(ルカ福音書11:1-4)

 年間主題が「祈りあう群れ」であるならば、もう少し「祈り」について、掘り下げていく必要があるかと思い、主の祈りを再びとりあげてみました。
「主の祈り」は主イエスが弟子たちに「祈りを教えてください」と言われた時に、主みずから教えた唯一のお祈りです。最低限これだけはぜひ、という必要不可欠な祈りとも言えるものです。


 まず父なる神さまを褒め称えることから始まります。そして続いて、父なる神さまが願っている「神の国」が到来しますようにと祈ります。
神さまとの平和が実現している神の国。それがこの地上にももたらされるように祈るのです。


 続いて、私たちの生命がおびやかされることがないように、日ごとの糧が与えられるように祈ります。出エジプトした民が飢えの危機に直面した時、神さまはマナとうずらを降らせて民を養いました。神さまが養ってくださるのだから大丈夫、という信仰に裏打ちされた祈りでもあります。


 そして、生きていく上で最も深刻な罪について、その赦しを願います。それも、他でもない自分自身が赦すことを通して、それが成し遂げられると祈るのです。私たちが口にしています「主の祈り」において、「我らに罪を犯す者を我らがゆるすごとく、我らの罪をもゆるしたまえ。」です。まず、この自分が行動するのですねえ。相手の出方しだい、ではなくて、何はともあれゆるすのです。現実には難しいことかもしれません。しかし、そう祈っていきなさいと主イエスは教えられたのです。 現代の私たちも、そうして生きていくのです。3D(でも、だって、どうせ) が出てくることはありません。主イエス・キリストの愛の広さ、深さ、大きさに包まれている私たち、だからこそ出来るのです。十字架愛が打ち立てられています。もしゆるせなかったら、主の十字架はむなしいものとなります。讃美歌21-280番 「馬槽のなかに」の3節を思い起こしてください。


 最後に 「我らをこころみにあわせず、悪より救い出したまえ。」と祈ります。主は私たちの弱さ、愚かさをよくよく承知して「誘惑に遭わせないでください。」と祈るよう教えられたのです。 毎日「主の祈り」を!

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