日本キリスト教団常陸大宮伝道所

祭りも既に半ばになったころ、イエスは神殿の境内に上って行って、教え始められた。ユダヤ人たちが驚いて、「この人は、学問をしたわけでもないのに、どうして聖書をこんなによく知っているのだろう」と言うと、イエスは答えて言われた。「わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである。この方の御心を行おうとする者は、わたしの教えが神から出たものか、わたしが勝手に話しているのか、分かるはずである。自分勝手に話す者は、自分の栄光を求める。しかし、自分をお遣わしになった方の栄光を求める者は真実な人であり、その人には不義がない。

               (ヨハネ 7:14-18)

 

 行かないと言っていたイエス様でしたが、兄弟たちが仮庵祭に上って行ったあとで、隠れるようにして祭りに行かれました。それが父なる神様の御心だと分かったからです。そして祭りの後半で、神殿の境内において教え始められました。イエス様の教えの素晴らしさにユダヤ人たちは驚愕します。「この人は学問したわけでもないのに」とまで言います。ラビの学校に行っていないのにもかかわらず、と。 ここに現代の私達にも通じる、「見かけで判断する」誤りが見受けられます。〇〇学校の出身とか、××企業に所属しているとか、外見や経歴で判断してしまう傾向がある訳です。
しかし、人の思惑を超えて、イエス様はおっしゃいます。「わたしの教えは、自分の教えではなく、わたしをお遣わしになった方の教えである。」人に評価されて天狗になるのではなく、自分自身を誇示するのではなく、
「わたしをお遣わしになった方の教え」であると言うのです。あくまで父なる神様との関係を重視し、自分の発する言葉がその方に依ることを強調しているのです。「自分勝手に話す者は、自分の栄光を求める。しかし、自分をお遣わしになった方の栄光を求める者は真実な人であり、その人には不義がない。」イエス様の謙虚さ、すなわち父なる神様に栄光を帰すことが明確です。
「真実な人」とは、どういう人を言うのか。私達が生きる基本です。礼拝で歌っている讃美歌280番は、主イエスのお姿をしつかりと歌い上げています。イミタチオ・クリスティ(キリストに倣いて)と何度か聞いてきました。また幸雄牧師が生きる基本線としてきたところです。私達はその姿を見聞きし、イエス様のごとく生きられたらいいなあとも思います。
それが真実となるには、どうすれば良いのでしようか。実は、「ステキ!」と憧れる、次の段階が大切なのです。「真実な人」でありたい、ならばそうなるように意志をもって始める、それが必須なのです。
こでもイエス様は律法や安息日厳守という形にこだわり、真実をないがしろにしている人々を糾弾します。うわべにこだわり、大切な本質の部分が押しやられてしまっている、その愚かさを指摘します。「正しい裁き」がなされるように願っています。主の御姿に我が身を映してみませんか。

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